歯の「ホワイトニング」とは?

近年、歯医者さんでの「ホワイトニング」や自宅での「ホワイトニング」の話題が多くありますが、そもそも歯の「ホワイトニング」と「クリーニング」との違いをご存知でしょうか。

 

ほとんどの方が、混同されているのではないでしょうか。

 

まず、「ホワイトニング」とは、本来のあなたの歯の色を白く明るくする方法であり、「クリーニング」は、歯についた歯垢や歯石、着色の汚れを取り除いて、あなたの本来の歯の状態に戻す事だと言われています。

 

歯のクリーニングによっては、

1.清潔感がアップし綺麗になる
2.歯の表面がツルツルになり、汚れがつきにくくなる
3.口臭予防、虫歯予防や歯周病の予防・改善になる

このようなメリットが出てきます。

 

一方、近年巷で話題になっている「ホワイトニング」には、いろいろな方法があります。

 

その方法は、大きく2つに分けられ、一つが歯科医院などで行う「オフィスホワイトニング」、もう一つが自宅でできる「ホームホワイトニング」です。

 

オフィスホワイトニングは、ホワイトニング効果が非常に高い「過酸化水素」を使用できる歯科医療機関だけしか施術ができないため、通院に時間が取れない人にはハードルが高くなっています。

 

しかし、1回~数回の通院が必要ですが、1回の施術で、大きな効果が実感できるようですので、時間をやりくりしてでも試すだけの価値はあります。

 

なお、歯の再石灰化によって色戻りが早いという欠点のあることは承知の上、利用されることが必要です。

 

ここからは、通院が何度もできない方も自宅でできる「ホームホワイトニング」について、いろいろ紹介します。

 

①一般的に広く浸透しているマウスピースとジェルを使う方法
この方法は、効果が出るまでに時間はかかりますが、白い歯を長く維持することができます。
歯科医院で作ったオリジナルの透明のマウスピースに専用のジェルを塗り、1日30分から8時間程度、1ヵ月以上継続して装着して少しづつ歯を白くしていきます。
経費は、2~4万円程度かかるようです。

また、比較的早期に効果が出る方法としてLEDライトを補助的に使うことも、海外の著名人の間では行われているようです。
LEDライトは、数千円程度で販売されていますよ。

 

②うがいや歯磨き粉として食用の重曹(薬局で手に入る)を使用
うがいは、コップ1杯強の水に小さじ一杯の重曹を混ぜて行います。
また、重曹を歯磨き粉代わりに使ってもホワイトニング効果やクリーニング効果が期待できるようです。
しかし、強い研磨力があるため、1週間に1回程度に留めることが大切です。

 

③ドラッグストアなどで販売のホワイトニングペンのジェルを塗る
人気になっているのがホワイトニングペンですが、1本2,000~3,000円ほどでドラッグストアやネットショップなどで販売されています。
使い方は簡単で、歯を軽くブラッシングし、ペンのジェルを歯に直接塗り、しばらく放置してふき取り、再度ブラッシングをするだけです。
約1ヵ月で効果が実感できると言われています。

 

④ホワイトニング効果がある歯磨き粉を使用
ホワイトニング効果がある歯磨き粉を使用する方法は、最も安価で手軽かもしれません。
しかし、使用する歯磨き粉自体にホワイトニング効果があるわけではく、着色汚れを落とす成分によって付着した色素が分解されて歯が白くなったように感じます。
ですから、他のホワイトニングの方法と組み合わせたほうがいいかもしれませんね。


最後になりますが、歯に付いた着色汚れはとれても、歯を白くする効果はやはり歯科医院などで行う「オフィスホワイトニング」には叶わないと言われています。

これらの紹介した方法は、費用が安価のため気軽に受けやすいですが、すべて自己責任となります。

通院の時間を作ることが出来て、歯を白くしたい方は、歯科医院でのホワイトニングを受けるべきではないでしょうか。

でも、通院の時間を作れない方が多いのも事実です。

そんな方には、是非、それぞれの特性を十分承知の上で歯のホワイトニングに取り組んでみましょうね。

本当に、自然で白く輝く歯は、清潔感や若々しい印象を周りのみんなに与え、好感度も上がりますよね。